※本記事は「Microsoft 365導入シリーズ」第6回(午後編)です。午前は「Exchangeの迷惑メール・スパム対策の設定ポイント」を解説しました。今回はTeams会議の録画を安全に共有するための実践ポイントを紹介します。
Teams会議の録画は、欠席者への共有や議事録代替、研修素材として活用できる便利な機能です。
一方で、録画データには社外秘情報や個人情報が含まれるケースが多く、適切な管理・共有ルールが必須です。
1. Teams会議録画の保存先
2021年以降、Teams会議の録画データは以下に保存される仕様となっています。
- OneDrive:小規模会議(チャット主催者のOneDrive内に保存)
- SharePoint:チーム会議(チームのドキュメントライブラリに保存)
これにより、共有管理やアクセス権限の調整が容易になりました。
2. 録画共有の基本ルール
- 必要な人だけに共有:リンクを「組織内の特定ユーザー」へ限定
- 有効期限を設定:アクセスできる期間を短めに設定してリスクを低減
- ダウンロード可否の管理:編集権限を制御し、不用意な持ち出しを防止
3. セキュリティを高める共有方法
- 条件付きアクセスを有効化し、社外IPや個人端末からのアクセスを制限
- 多要素認証(MFA)で不正ログインを防止
- ラベル付与(Microsoft Purview)で「社外秘」「機密」などの情報保護を自動化
4. よくある課題と対応策
- 「社外パートナーに録画を共有したい」 → Azure ADゲストアカウントを利用し、必要最小限の権限で共有
- 「誤って全社公開してしまった」 → 権限管理ポリシーを見直し、管理者による監査を実施
- 「録画の保存容量が足りない」 → OneDrive/SharePointの容量追加や古い録画のアーカイブ化を検討
5. 安全な運用のポイント
Teams会議録画を安全に共有するためには、以下のような運用ルールを明文化することが重要です。
- 録画の保存先と管理者を明確化する
- アクセス権限を「最小限の人」に限定する
- 共有時は有効期限やダウンロード制限を徹底する
- 定期的に不要な録画を整理し、情報漏洩リスクを軽減する
まとめ
Teamsの会議録画は非常に便利ですが、セキュリティと利便性のバランスをとることが欠かせません。
OneDriveやSharePointのアクセス権限を適切に管理し、社外秘情報を守りながら効率的に共有しましょう。
弊社のサポートについて
弊社では、Teams、SharePoint、Exchange、Power AutomateなどMicrosoft 365全般の導入から運用支援まで一貫対応しております。
「録画データの共有ルールをどう決めれば良いか分からない」「セキュリティと利便性を両立させたい」といった課題もお気軽にご相談ください。

